スラックライン用のロープ杭が動かないように、モルタルで固めました

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必要な材料を購入

 スラックラインを自宅で楽しむために、ロープ杭を埋め込んでみた前回。

子どもと楽しむためにスラックラインを買ったけど、できる場所が限られていて悩んでいる話

 その前回よりなかなか進んでいなかったコンクリートでロープ杭を固めるという話。
 必要な材料としてインスタントセメントとちっちゃいコテを買ってきました。

 最初、杭がブロック塀のすぐそばなので 流し込むとモルタルがブロック塀とくっつくのではないかと思い、ついでに木材をブロック塀側にだけ置こうと考えていました。

前回の杭を埋め込んだの状態

 コーナンで適当な木材がなく悩んでいると、実家の父がPPプレートみたいなやつでもいいんじゃないかと言い出しました。最初は、木材を型にして後で型を外そうかと思っていましたが、どうやら型を外すとかはできないらしく、一蹴されました。どちらにせよ埋め殺しになるのでそれならダンボールでもいいのではないか?とのことでした。ダンボールなら家にあるので、要らないと判断して、結局インスタントセメントとちっちゃいコテを購入しました。

 最終的には、そんな心配は無用でした。そういえば、ブロック塀ギリギリは何らかの施工がされているため、ちょっと離した位置にすることにしたので、ブロック塀にはかからなくなりました。

 枠も作らず、ただ穴を掘ってそこにモルタルを流し込むというのが今回の作業です。

事前準備作業

 モルタルで固める方針は決まりましたが、事前にやる作業が2つあります。

モルタルを流す穴を掘る

 まずは穴を掘ります。試しに杭が2本打ってあるところからちょっと離れたところを掘ってみました。なぜかと言うと、杭のすぐそこにミニトマトのプランターが置いてあったからそのすぐ横で砂利をどける作業をするのがはばかられたからです。

 しばらく掘ると 中に大きい石があったり、セメントのようなものが塊であったりで、ブロック塀に近いところを掘ると ブロック塀工事の残骸が出てきそうだったのでやめました。

 そうして杭の周りの掘り作業をしていると、子ども達が出てきました。置いてあるスコップも取って「てつだう〜!」と、言っています。手伝ってくれるのはありがたいですが、、、。とてもじゃないですが砂利だけを綺麗に採ったり、穴を掘ったりというのはできないし、ぐちゃぐちゃになることが容易に予想されました。そして、暗くなって蚊もでてきたのでその日はいったん終了としました。

杭2本から1本に変更

 その晩、今ある二つのロープ杭抜く必要がある事に気づきました。どうやって抜いたらいいんだろう?と思いながらとりあえず、翌日の朝早くに、杭の周りを掘って抜けるかどうか試してみました。

 結論から言うと、ある程度掘っても手の力では全然抜けず、その後ネットで抜き方を調べました。そして家にあるもので試行錯誤で色々試しましたが、最終的には ショベルを紐(よくある荷造り用でポリプロピレン製)でくくって(8重)でそのスコップを ブロック塀の隙間を何とか通して、てこの力を利用したら抜けました!

 そうして抜けた杭ですが 、スラックラインの力を使って抜こうとしたときに結構曲がってしまいました。

 そのため、新しいロープ杭を買おうかとも思ったのですが、結構手間でお金もかかるので、溝の蓋を利用してひっぱると、真っ直ぐらしきところまでは戻ったので使用することにしました。

 こうして穴の空いたところには一本だけロープ杭が残りました。場所を変えようかとも思ってましたが、抜くのが大変すぎて、抜く気力もなくなったので、そこにモルタルを流し込むことにしました。

 作業も一段落つき、暑くなってきたのでお家に避難してお昼ごはん。続きはまた午後にすることにしました。

 ほどよい穴も掘れたので後はモルタルを作って流し込むだけです。勢いが大事なので夕方子どもたちが眠たそうにしている時間(ほんとは寝てくれたらよかったのですが実際は起きていた)を見計らってこっそり作業を開始しました。

インスタントセメントを使う前の準備

 やっとインスタントセメントを使う段階になりました。使う前にもこまごまとしたものを準備しました。

容積について

インスタントセメントの説明を見ると 20kg に必要な水の量は3.2L。出来上がるモルタルの体積は厚みが1cm で縦横105×105cm 。見積もり通りおおよそ0.01㎡(0.11…..)でした。

用意したもの

  • 薄手ゴム手袋(後で厚手も上から被せた)
  • 水3.2ℓ 内訳:ペットボトル(2ℓ+500㎖)+700㎖の水筒
  • トタンバケツ 15ℓ
  • バケツ 5ℓ
  • スコップ(モルタル練る用)
  • 段ボール(作業用に下に敷く)
  • コテ
  • 空の牛乳パック(余ったモルタル保管用)

作業の整理

そして、頭の中で作業整理しました

  • トタンのバケツに3.2リットルの水を入れる
  • インスタントセメントを加えながら練る
  • 入れる前に穴のあたりを水で湿らせておく
  • 一気にモルタルを投入
  • コテできれいにならす

 こねるのはスコップかコテでこねるつもりでした。水を最初に準備してちょっとずつインスタントセメントを入れながら、練っていくのが楽(バケツ内でスコップで練るのは力がいるため)という情報をどこかのサイトで見たのでそれを採用しました。

 後は課題であった後処理をどうするかです。トタンのバケツでコテを洗いながら水を貯めてバケツの隅の方の残りを洗います。そうして洗ったものは1日置いておくと、モルタルだけが下に沈むので上澄みの液を側溝に流します。残ったモルタルは少量なので、乾燥して固めて庭かどこかに撒く、という予定を頭の中で描いていました。

モルタルで固める作業開始

 今回の中心となるモルタル工事。水をちっちゃい方のバケツに準備していたのですが、それを一気にトタンバケツにいれるのは、いやな予感がしました。だから、先にインスタントセメントを半分程度入れてから水を少しずつ入れて混ぜることにしました。

 結果的に、これは正解でした。インスタントセメントの量は思いのほか多くて、最終的にインスタントセメントを全量は使い切れなかったので、モルタルを練るやり方を変えて良かったです。

1回目

 最初に混ぜたのは半分程度の10kgでしたが、それでもかなり大変でした。暑いのもあってか水分が少ないように感じて、すぐに固まりそうだったので、焦って混ぜました。

 水も適当に足しながら、適当な硬さで穴に入れていきました。でも、2回目やったものと比べるとだいぶん固めになっていたと思います。

2回目

 2回目はインスタントセメントを少なめで、水は多めに入れたらちょっとゆるめになりました。もう少し硬めにするために、インスタントセメント足そうかとも思いましたが、これ以上量が増えると穴に入らなくなりそうなのでやめました。

 しかし、ドロドロのままでしたが、そのまま入れてもいい感じに仕上がったように思います。最後、どうしても入らなかった分はちょうどあった空牛乳パックにいれました。合計でインスタントセメント16kgくらいは使いました。

反省点

 自分の頭の中では結構詳細に作業手順を想定していたと思ってましたが、実際は全然想定通りではなかったです。

 今回掘った穴が大体20~25cmの縦×横×深さなので0.01㎡ぐらいは全部入るだろうと思っていましたが、結果として足りなかったです(泣)。穴を深くするのが結構大変だったので、いけるかなと思った段階でやめてしまっていたのが、失敗でしたね。やはり穴は少し斜めにもなってるし、入口と底では寸法も違ったのでしょう。底に若干ですが砂利も敷いていたのもあると思います。少しでも大きく掘るべきだったのだろうと反省しました。

 余談ですが、モルタルを作るのは時間との勝負になりますが、子ども達が私を探して出てきてしまい、「てつだうー!」となって大変でした。写真は撮ってる暇もなかったです。。。

 ちなみに結果論ですが、これくらいの量ならコテすら要らなかったように思います。

後処理について

 気になる後処理はどうしたかというと、外の水道栓を使ってトタンバケツに水を入れながらスコップとコテを洗う。コツはちょろちょろ水を出すこと。

 水があればインスタントセメントも固まらないのでコテとスコップはキレイになりました。

 その後、トタンバケツの中もちょろちょろ水を流しながらゴム手袋でゴシゴシするとキレイに落ちるので全体をキレイにしておきました。

 そうして一晩置くと、確かに上澄み液は透明になっていました。その上澄み液は側溝に流して、底に残ったほんの少しのモルタルは固まりになるようなら砂利みたいにしておき、どうしようもならない部分は庭の端っこに水と一緒に流しました。

モルタルは水と反応するため、施工後は水分が飛ばないように養生しておくとよいらしいです。夏場は特に暑いから注意が必要で、ゆるめで練った方がよいかもです。固まるまでは1日~3日くらいかかったように思います。

今後にむけた備忘録

  • 事前にYoutubeでどれくらいの練り具合がいいのか確認しておく(感覚的にはゆるめの方がベター)
  • 穴は深め(もしくは広め)にしておく
  • もっと杭を深く埋めておく

新たな問題が発生

 2、3日置いて、スラックラインを引いてやってみました。ロープ杭のアンカーは低すぎるので、高さを片側は折りたたみイスで、もう片側はワークベンチで出していました。

 子どもが乗る分には問題なかったのですが。。。お、いい感じ!と思い、ちょっと大人も試してみようと乗ってみたら、、、

「バキッ!」

 何と、高さを出すフレーム代わりに置いていた折りたたみイスが壊れてしまいました(泣)反対側はワークベンチにしていたので、これが壊れたら大変!と言う事ですぐに撤収しました。

 そのため、次なる課題は、フレーム!折りたたみイスの耐荷重は150kgって書いてあったのですが。。。一箇所に負荷がかかり過ぎたか、イスの作りが雑だったのかどうなのかよくわかりませんでした。