【DIY】すのこと1×4で棚を作る

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長女が1歳くらいの頃、ベッドから落ちることが何度があって、すのこにL字型金具2つをコーススレッドでとめて、ベッドガードを作りました。

そのベッドガードを解体し、残ったすのことワンバイフォーを使って棚を作ったのでご紹介します。

今は、キッチンのカウンターもどきの下に設置し、かばん置きとして活用しています。
置くものなどは様子見ながら考え、必要に応じて真ん中に棚を置いたり、ヨコ棒などで補強することを考えています。

作成の経緯

長女が3歳になる前くらいまでは、家族全員でベッドで寝ており、長女が何度かベッドから落ちたためベッドガードを作っていました。その間、長男が生まれたことや、色々あり段々とベッドを使わなくなっていきました。

そのため、ベッドガードはベッドに刺さったままになっており、そのすのこをなんとかしたいと思ったのと、リビングでかばんを床に置いているとバックルが踏まれたり、持つところに引っかかったりするため置くところが欲しいと思っていたこともあり、棚を作ることにしました。

準備するもの

うちにあった材料

材料仕様数量備考
すのこ約33cm×75cm2確か桐すのこだったと思う。ホームセンターで398円ほど。元はベッドガード用
ニス和信 油性ニス 0.7L オールナット(ウレタンニス)15年くらい前、買った余り。0.7Lはベンチ+今回の棚でもまだ余るくらい。コーナンでみると2,872円
ペイント薄め液250ml1上記と同様の余り。Amazonにて1,229円
ハケアサヒペン 多用途用ハケ 3本セット1上記と同様の余り。Amazonにて379円
うちにあった材料

うちにあった工具

  • のこぎり

元々、のこぎりくらいはあった方がいいという思い込みにより購入したのこぎり。悩んだ末にZソーを買いました。切れ味については、これ以外に知らないので評判通り良いという評価に笑。子供が小学生の高学年くらいになれば一緒にできるかなと思っています。

ちなみに替刃(バイスパイマン)も購入済みです。元々、大型ゴミなどを切ることがあるかなと思って買いましたが、未だそんなケースはありません。DIYで、アルミの薄い板を一度切ったことがあります。

  • 電動ドライバー

ドライバーも電動のものが欲しくて欲しくてたまらなかった頃、悩みに悩んで買った一品。インパクトドライバーも欲しくて悩んだのですが、そこまで本当に使うかどうかわからなかったので電動ドライバーにしました。なくても工作するタイミングだけ苦労すればなんとかなるかもしれないがあるとよい一品。今回、初めてあってよかったと思いました。

ちなみに我が家のは日立工機版です。リチウムイオン電池と悩んだ末、使用頻度を考えるとそこまで必要ないかなと結論づけました。

新たに購入した材料

材料仕様数量備考
1×4材6フィート(約182cm)21本258円。2本で516円。60cmにカット。60×6本
スリムビス3mm1カインズで198円
木工用ボンド50ml1イオンで96円
クランプクイックバークランプ×4
C型クランプ×2
6元々あったクイックバークランプ×2
今回買い足したのが、4つで全てダイソー
棒ヤスリ木工用×1
ダイヤモンドヤスリ×1
2ダイソー。半丸型(木工)と平型(ダイヤモンド)
床ズレ防止シール細長いもの1ダイソー。すのこの厚み部分が足になるため薄いもの
新たに購入した材料

その他消耗品など

材料など仕様分量備考
新聞紙・重り1日分くらい作業用。ニス塗り6〜8枚。ヤスリ2〜4枚程度。その他。新聞紙が飛ばないように重りも必要
紙やすり#320、#4001枚ずつくらいあればニス塗る前の表面整えるため。#320くらいか。最後の仕上げにも使用
作業スペースニス塗り、ヤスリ削り、組み立てのスペースを確保する必要がある
その他消耗品など

作業工程

ざっくり分けると以下の4工程です。

  • 1×4材をカット
  • ニス塗り
  • 組み立て
  • 仕上げ

すのこを立ててその間にワンバイフォーを並べるという簡単なアイデアなのですが、意外と難航したため、工程の詳細と共にいくつかのポイントを整理しました。

1×4材をカット

購入時のポイント

1×4材は規格品でかなり安価であることも影響しているのですが、節(ふし)の有無や曲がり、反りがあると、加工が難しくなります。曲がりや反りなどがあまり影響しない場合はよいのですが、通常、曲がったり反ったりしている場合、組立時などに、直したり補正したりと余計な作業が発生する可能性があるため、購入時にできる限りいいものを選んだほうがいいということは強く主張しておきます。

ちなみに私はゆっくり選んでいられる状況ではありませんでした。しかも、店を複数回るなどもできず、選択肢もそんなに多くありませんでした。節があまりないものを選んだだけで、曲がり具合とか正直あまり見てませんでした。結果、一本は曲がっており、もう一本は、ねじれていました。

反り、ねじれ対策

その後、調べてみると、木材には色々な曲がり方があることがわかりました。
反る原因の一般的なものは、木表(外側)と木裏(内側)の水分量の違いによる収縮の違いや成長時の力によるものらしいです。専門的な見解については別のサイトに任せますが、主なものは幅ぞり、縦ぞり、ねじれ、です。

私が購入したものも、幅ぞり+ねじれ、縦ぞりのものがありました。何とか曲がりを直そせないものかと調べ、霧吹きで水をかけてラップをしてみたり、重り(うちにある10kgほどのダンベル)を置いたりしました。しかし、重さも足りず、水分も足りなかったのか、あまり効果はなさそうな感じでした。

そして購入した1×4材をのこぎり60cmの6本にカットしましたが、カットした後でも、曲がったものは曲がったまま、ねじれたものもやはりねじれたままでした。

ニス塗り

木材の狂いはひとまず修正できないので、ニスを塗ることにしました。

塗る時の問題点など

  • 場所確保

まずは、ニス塗りの場所確保から始まります。塗る場所は比較的風通しの良い広めの場所があれば特に問題はないのですが、我が家のような庭があまり無い場合、作業スペースを確保するのが大変でした。

玄関前は囲われており、日差しもあまりないため、初めは玄関前で新聞紙を敷きやっていましたが、玄関だと汚れた場合どうしてくれるのかという妻の言い分もあり、途中から裏の自転車置き場の荷物を避けて、新聞紙を敷き、風で飛ばないように重しを置いてすることにしました。

  • 乾かす時の液だれ、接着

新聞紙を敷いてその上でニスを塗りますが、ニスが垂れてくるので、固まらないように薄く塗るのが難しいです。片面塗った後に乾燥させないとダメですが、裏まで塗っていると、置いたときに新聞紙にくっついたり、また、うまく表だけ塗れればよいのですが、横側を塗ると垂れてくるので置いたときにくっつきます。あとはよくあることですがダマになったり、隅っこがうまく塗れなかったりしました。

しかもニスは前回使ってから5年以上経っているので、古いからか濃いのが底に溜まっていたみたいで、最初は液体の表面しかハケをつけていなかったのでうまく混ざっておらず、後で、底の方と混ぜると大分濃い色になってしまいました。そのため、最初の方に塗ったものは、塗り直しという作業も発生しました。

最初は丁寧に1面だけ塗って乾かしていましたが、段々乾かすのも面倒くさくなってきて、最後の方は、3面塗って乾かして、3面塗って乾かして2回で全面塗れるようにしていました。

  • 次回のニス塗りに向けて

ニスは、最初に割り箸か何かで混ぜておくべきでした。そうして均一にした上で塗るというのが基本かもしれません。あとは、ペイント薄め液の残りが少なかったのと、使った後の処理が難しいのでほとんど使わなかったこともちょっと反省です。しかもペイント薄め液を入れるものがなかったため、発泡スチロールの食品トレイにいれると、溶けてしまうといった悲劇も起こったので、注意してください。

ちなみに、次回は、油性ニスではなく、ペイント薄め液も不要になる水性ニスにしようと思いました。

組み立て

普通に置いても反ったりしているため、すのこの端にぴったりとくっつかないので、ホンドをつけて、クランプでとめることにしました。
そして、ボンドが固まった段階で、スリムビスでとめて固定することで何とか平らになった様に思います。
ボンドでとめるのに1日、その後に、ビスを打ちます。反っているものは両サイドにビスを打ちます。大体曲がっていて浮いてしまうので、ワンバイフォーの60cm一本を棚として固定するのにクランプが2つ以上必要になりました。

ボンドで止めてビスを打つのが2日かかり、1本づつしかできないことで、1週間以上がかかりました。

クランプがたくさんあれば早くできると思い、途中、ダイソーで買い足した結果、全部で6個になりました。

仕上げ工程

最後の工程は仕上げです。すのこのサイズがずれていたのか、1✕4材が曲がっていたからか、置いてもガタガタなりました。地面に設置する足は8本あり、下の棚板からの距離を測ってみると1〜2mm近くの差があり、結構削る必要が出てきました。

そこで急いで棒やすりを買ったのですが、どうやら金属用であまり削れませんでした。そのため後日、木工用の棒やすりを買いました。

木工用はかなり目が荒く、1mm程度なら比較的簡単に削れます。その代わり木材も端が割れたりします。結果として金属用の棒やすりや紙やすりで仕上げをしたので棒やすりは2本あって良かったと思います。しかし、ズレをぴったりと合わせるのは至難の技だったので大体で合わせました。

最後に、床ズレ防止シールを貼って完成しました!

おわりに

一旦、完成しました。今はかばん置きとしてなかなか活躍しております。真ん中に棚を置くかどうかは今後の検討事項ですが、真ん中の棚はダイソーで200円のちょうどよい30×60cmの板が売っているので置くとしたらその棚にしようと思っています。

左右にぐらつくようなら筋交いなど補強も考えていましたが、今の所そこまでは必要なさそうです。上に重い荷物などを乗せるようになれば必要になってくるかもしれません。

上に置くものを検討中で、このまま放っておけばただの荷物置きになってしまうため、ちゃんと書類置きにしようと思っています。近所の100均でちょうどよい積み重ねられるA4ファイル収納ボックスを置く予定です。