お家のスラックスラインアンカーを移設&強化してみました

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一年前にスラックラインをするために設備を設置しました。

参照記事 

しかし、結論から言うと「ロープ杭にインスタントセメントという重しをつけただけ」になっていたのが失敗でした。
子ども達がラインに乗るくらいであれば何とか耐えていましたが、大人がラインに乗ってしばらく遊んでいるとグラグラとしてきて、ボコっとセメントごと抜けそうになっていました。

スラックラインアンカーの強化策を考える

それから子どもを乗せていると、もう1人が勝手に乗って落ちたこともあって(そんな大したことはありません。)、しばらくの間対策を考えながら放置しておりましたが、今年も暖かく(暑く?)なってきたので、スラックラインアンカーの強化策を考えました。テーマは、「手持ちのものを利用し、できるだけ新しいものは買わない。」ということで、以下になりました。

インスタントセメントの残りを活用

最初に固めた時、20kg中4kg程余ったのでその余りを有効活用することにしました。
前回は土を掘ってそのままインスタントセメントを流したので、今回は型を作ろうと思います。

ちょうどアマゾンで届いたダンボールのサイズに埋められそうな気がしました。

高さだけ調整したら、3cm×25cm×32cm弱の型ができました。
それで固めると体積は2.4リットルになるため、大きさとしてもちょうど良さそうだし、ダンボールで枠を作り、その中にインスタントセメントを流し込んで固める事にしました。(ダンボールは埋め殺し)

真ん中に穴をあけて、ロープ杭が通るようにします。
そのため、ロープ杭の上部にインスタントセメントの塊(前回固めたもの)があり、そのちょっと下に、今回固めるものが付くという構造になります。

ちなみにやってみた結果からですが、このサイズ(というか深さ)であればこれでOKです。ただし、もう少し深さが出る場合はサイドが重さに耐えられず、壊れると思います。

土の重さを利用する

インスタントセメントがむき出しになっていたため、最初に書いたように、「ロープ杭にインスタントセメントという重しをつけただけ」という状況に陥っており、土が被さってない状況のため、すぐに抜けてしまったのだと考えています。

今回はもう少し深く埋めて土で固めるという方法を考えています。杭を引っ掛ける穴はインスタントセメントの上からちょっと高めの位置まで出ているので、もう少し埋めて上から土をかけられると思います。そして今回は前回のインスタントセメントの下部も直方体のインスタントセメントで固めるため、そこも土の力で抑えられるというのが今回の狙いです。

そのため、今度はしっかりと深めの穴を掘るというのがポイントです。そうすることで、土の重みが合わさって簡単には抜けないという考えです。

あとは作業的には前回と同様なので復習です。

前回と違う点は、掘る穴の深さ、広さが違うため、大変そうだということです。また、前回の反省点より、最初に縦横計測し、もう少し大きめにする予定です。

深さ
前回20cm25㎝25cm
今回40㎝25㎝32㎝
穴のサイズ

完成形のイメージ図はこんな感じです。

イメージ図

アンカー移設作業

ロープ杭を抜く

固まったインスタントセメントごとロープ杭を抜きます。ちなみに結構重く、重さはおそらく25kgくらいかな?下の方は曲がっているので前回同様、溝のフタの穴に入れて戻そうと思いましたが、溝のフタの高さと曲がっている位置が異なるため、うまく戻りませんでした。しかし、これ以上はどうしようもできないためそのままとしました。
今回はこの下部に長方体(厚み3cm弱)で25cm×32cmのインスタントセメントをつける予定です。

穴を掘る

梅雨空でなかなかタイミングがなく、梅雨間の雨降らない間を狙って決行。しかし数日に渡ったため、掘った穴をブルーシートで覆うことにしました。そのためブルーシート購入。カインズで298円。
40cm✕40cm✕40cmを目標に掘りました。でもやはり深さを出すのがなかなか大変で、土の量も劇的に増えました。これがうまくいけばいいのですが。
土嚢袋が去年防草シートを敷く時に買ったのが残っていたのでそれを利用しました。穴を掘るのは思ったより大変です。土を掘ると思ったより大量に土が出ます。一部は前回アンカーを設置するために掘った穴を埋めたのですが、それを除いてもかなりの土の量になり、計10袋になりました。

家庭菜園のプランターが沢山あるので、それを避けながら、暑い時間を避けながら最初は夕方1時間強ほど作業しました。夕方でしたが、暑かったり、子どもが途中でお風呂に入るというのでいれて中断することになりました。

その後、途中、排水管にあたったりするトラブルにも見舞われました。おおよそ深さ30cmくらいのところに埋まっていました。そのため、位置を少し横にずらしました。結果として、底の方ではギリギリ32×25cmのダンボールがおけるくらいになりました。深さは目算でしかないですが、35cm弱くらいまでは掘れたのではないでしょうか。

その後、一旦中断してからが大変でした。雨が降ると、穴に水が溜まります。穴の半分以上溜まるので、それを小さいバケツなどですくうのですが、底の方には水がどこからか湧いてきたりします。そして太陽がそこには届きにくいのか粘土層だからなのか、なかなか乾きません。また、一度穴の横が削れたりすると、そこをなんどか泥で埋めても雨が降ればまた崩れます。そんなこんなで次の作業まで一週間以上は空いてしまいました。

インスタントセメントで固める

やっとのことでインスタントセメントで固める日がきました。やり方は前回と同じ。要領も何となくわかっており、容量も少ないため、比較的簡単にインスタントセメント自体は練ることができました。なお、前回同様コテは使わず、スコップでやったためコテは必要なかったです。ちょっとだけのインスタントセメント作業では必要ないということがよくわかりました。綺麗に仕上げるのであれば必要になるのかもしれませんが、今回のように土の中に埋めてしまうものになるので全く必要性を感じませんでした。逆に洗い物が増えるのでやめたほうが良いです。

ただし、ここからが大変でした。インスタントセメントはすぐに固まるのですぐにインスタントセメント塊が付いているロープ杭を今回のインスタントセメントを入れた所の穴にすぐ刺しました。簡単に埋まるもんだと思っていたのですが、これが埋まりませんでした。途中で止まってしまってある一定以上は杭が埋まりません。

急いで金づちを持ってきてガンガンしたり、インスタントセメント塊に乗りながらグリグリやってみたりしましたが、ちょっとは入ったものの、それ以上は埋まりませんでした。大分焦りましたが、今更杭を抜いてやり直しという訳にはいきません。

最終的に金づちも壊れはじめ、インスタントセメント塊の上部が土の上部よりもちょっと上くらいまでは埋まったのでそのあたりで終わりにしました。土を埋めるのはインスタントセメントが固まってからと思いましたが、それまでに雨が降ってきてしまい、どうしようかまた悩みました。

最終的に梅雨明けまで待ち、土を戻しました。

今後の課題

今回の作業により、何とかスラックラインを楽しめるかなと思います。(未実施。猛暑のため、ちょっと休止中)今後、また問題が発生するかもしれませんが、その際はまた、対策をアップデートしたいと思います。ただ、今回やった中で、問題点もあるのでいくつかピックアップしたいと思います。

インスタントセメント塊の斫り(はつり)

今回の移設により、本来の予定ではもっと深く、インスタントセメント塊を土の下まで埋める予定でした。しかし、ロープ杭が前回より深く入らず(色々調べた結果、恐らく原因は石ではないかと推測しています)、インスタントセメント塊が地面の土より上部に出ています。

本当はもう少し埋まってます

インスタントセメントで固める作業をする前に(or穴を掘る前に)ロープ杭が刺さるかどうかを確認しなかったのは反省すべきポイントです。

そのため、地面の土よりも上部に出ている部分を何とかして斫り(はつり)たいと思っています。工具としては、電動系では振動ドリルなどを利用すればできるようです。

しかし、そこまでの費用は出せないです。手動では、斫り用のハンマーというものがあるようなので、今回壊してしまった金づちの代わりに購入してみるのもありかなと思っています。

コンクリート(駐車場)上の緩衝材について

我が家の設置場所は主に駐車場のコンクリート上になります。そのため、2人の子どもを同時に見ることは難しく、1人を手を持って乗せている間にもう1人が乗り損ない、コケて頭を打ってしまったことがあるので、その対策として、マットなどを敷きたいのです。ただ、外に置くとすると範囲が広すぎて費用がものすごくかかることになるため、出来ていません。

そのため、今のところはプールをするときに敷く、厚めのアルミロールを敷こうかなと思っています。

設置場所についての家族(主に妻)の理解について

うちの場合は、妻が途中、家庭菜園を始め、プランターを置くようになりました。スラックスラインのアンカーを埋められるのが、多分嫌なんでしょう。どんどん増やしてスペースを無くす作戦に出られました。そのため、今回、その隙間をぬってアンカーを移設しましたが、場所にもケチをつけられました。

こういう設備系は本当にちゃんと出来るのか分からないし、妻の理解が無いと文句が出る可能性が高いと思います。うちはそこまでの理解はないですが、ある程度しっかり計画して変にならなければ何となく許してくれます(と思っています)。ある程度出来るのであればえいやあでやってみるのもありだと思います。