隣が田んぼ側の庭(一面)の雑草対策を考え、結果として防草シートを敷きました

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防草シートを敷こうと思ったきっかけ

 我が家は北側が田んぼになっています。で、2〜3年前くらいからその田んぼだったところが耕作しなくなったので、雑草がぼうぼうになりはじめました。

 去年、夏前くらいだったか、伸びてきたイネ系の雑草のタネのようなものが大量に落ちていました。かなり気になって取ろうとしたのですが、あまりに数が多いのと小さいので、思うように取れなかったのです。ちょっとはえてから取ろうかと思って、しばらく放置しておくと、えらいたくさんできてしまって、うんざりした苦い思い出がありました。

 その面だけの対応なら5㎡ほど。ほかの面も含めると周囲で30㎡〜40㎡はありますが、とり急ぎ必要なのはその面だけです。多少の費用をかけてもそれに対応する重労働を何とかしたいと思ったのがきっかけです。

雑草対策の対応方針

 雑草抜きが結構な重労働なので、何とかしたいとは思いましたが、具体的にどうしたらいいのか何もわからなかったので、対応を検討しました。

No.対策案懸念・検討事項等方針
1メッシュフェンスの隙間を埋めるシート等をつける(ブルーシート等)防草シートと大して手間は変わらないのではないか?むしろ、直接雑草の種が土に入り込むのを防ぐ防草シートの方がよいのでは?
ブルーシートは見栄えが微妙ではないか?
却下
2除草剤を使う土地に悪影響をあたえないか?子どもの体への悪影響は与えないか?保留
3防草シートを敷くどれくらいの期間はえなくなるか耐久性が不明。砂利をどけないといけないので手間がかかる。採用
4火で焼くしている人を見かけない。費用が高そう。バーナーを子どもが使ったら危ない。却下
5電動草刈機を使う費用が高い。そこまで庭が広くないし、雑草の背が高くなってない。却下
6塩水をまく塩水まくと、雑草は一切はえなくなるが土地が駄目になって何もできなくなるらしい。却下
対応方針

 悩んだ結果、見栄えも今と変わらず、今後も土地を何か(家庭菜園)に利用できるように防草シートという方向にしました。

防草シートを敷くにあたって悩んだこと

 以下に調べた結果の手順とその際の悩んだ点をまとめました。
 結局、除草剤を巻いたほうが良いと考え、除草剤もまくことにしました。

No.手順検討事項検討内容
1砂利を除く土と混ざらないようにするにはどうすればよいか?
四角いショベルが必要か?
除いた砂利は何処に退避させるのか?
除いたあとは土を均す必要がある?
どうやって均すのか?
トンボやレーキの自作なども考えたが費用も手間もかかり、ものも増えるので却下。
実家の庭で使っている園芸用の小さめの四角いショベルを借りる。
除いた砂利入れに土嚢袋を買うことにする。
除いたあとの土を均すのは、ショベルやスコップでする方向で検討。
2雑草を除草剤で処理する今は手で全部抜いた状態だが、除草剤までまく必要があるか?
また、時期的に結構生い茂る時期だが、除草剤の効果がでるまでは1週間近くかかる?
とりあえず買ってやってみる方向で検討(除草剤の種類は要検討。噴霧器の購入も検討する)
除草剤をまいて、効果がでるまで1週間ほど待つことにする。
3防草シートを敷くどれくらいの厚みが必要か?
どのくらいの広さが必要か?
雑草の種類は不明だが、そこまで強い雑草ではないと思われる。薄いと効果がでないと聞くため、有名どころの無難なシートにする。
4砂利を戻す砂利を除くときに土と混じった場合、ふるいにかけるのはどうするか?ふるいを買うか自作したら手間も時間もかかる。一方、少量の砂利であれば上から敷くと光がなくなるので、はえてこないんじゃないか?という話も聞き、可能な限り土を除くというレベルでやる方向
悩んだこと

 作業内容も概ねも決まったので、次はいよいよ実際に購入したものと作業についての記録です。

購入したもの

  • 防草シート
  • 除草剤(サンフーロン)
  • U字ピン(30個入)
  • テープ
    計 5861円
  • 噴霧器
  • 土嚢袋
    計 1614円

合計 7475円

 購入は全てコーナン。でも思ったより、結構なお金がかかっていますね。。。。

 防草シートはあまり安くて薄いのは効果があるのか疑問なので、砂利下なら永久有効と謳われているこれにしました。

家で準備したもの

  • 四角いショベル
     実家に借りました。四角いショベルがないと砂利がすくいにくいので必須
  • スコップ
     数年前、100均で買いました。隅っこに溜まった砂利など細かい作業に使用

防草シートを敷く前の準備作業開始

 梅雨前で天気の関係もあり、なかなか作業開始ができなかったのですが、一念発起して砂利をどけるところから始めました。

 しかし、何か作業をしていると子ども達がすぐにきてしまいます。「なにしてんのー?」、「ぼくもやるー!」、「わたしもー!」と余計な事をしてくれるのでなかなか進みません。ショベルで1回くらいすくわせてあげました。

 これも貴重な経験かもしれませんね。写真を撮る余裕がなかったのが悔やまれます。

 一週間ほど、ちまちまとやって、こんな状態になりました。

東向き

 砂利に埋もれていた雨水枡

隠れていた雨水マス

除草剤の散布

 そして除草剤を噴霧器で撒きます。でも雑草はほぼ抜いていたからあまり意味ないような気がしました。やらなくてよかったのではないかとも思いましたが、買ってしまったので、これにより完璧に除去できると信じて撒きました。

 この噴霧器はアルコール消毒液も噴霧できるみたいですね。しかし、使う日がくるかはわかりません、、。

 その後、1日置いて、防草シートをとりあえず被せました。ピンでは止めず、除草剤が効くまでの仮置きです。

重石に砂利の入った土嚢袋

 反対からの写真です。

西向き

 そこから雨の日が続き晴れ間が出る日を待つことにしました。

除草剤の効果

 除草剤の撒き方の問題なのか、ほぼ手で雑草を抜いていたからかは分かりませんが予想通りほぼ効果はなかったです。
 土嚢袋をどけて、防草シートで覆っていた下側をみると、もともと残っていたちょっとだけの雑草と新たに生えてきていた1ミリくらいの雑草があったので見える範囲で抜いておきました。(これも防草シートで隠したら恐らく育たないので大丈夫かと思いましたが念のため)

防草シートを敷く際の作業内容の整理

 防草シートを敷く際の作業を整理してみました

  1. シートを広げる
  2. ピンを打つ(端っこ2つ)
  3. 重ねる2枚目のシートを準備(0.5m×4.5mくらいに切る)
  4. 2枚目のシートを重ねて置く
  5. 汚水枡の部分を切る
  6. 雨樋の部分を切る
  7. 端から順にピンを打つ
  8. テープで留める
  9. 砂利を被せる(戻す)

 うちの裏はちょっとだけ斜めになっている(5mで30cmほど)ので、1枚のロールでは幅が少しだけ足りない所が出てきました。なので重ねることになりました。確か10cm以上重ねることが推奨されていたので幅50cmほどを重ねました。

 作業的には、最初のピンを留めるまでは2人いた方が良いです。シートを両側から引っ張り、端っこ数センチ余らせる感じにしました。

U字ピンを打ったあと

U字ピンを打つ時の注意

 ピンを打つときは通常、四隅から打ちますが、今回、ブロック塀の際に打とうとしたところ途中で止まってしまい、力づくで打つとピンが曲がってしまいました。

 何度やっても駄目だったので、防草シートをめくって直に土に打ってみると、どうやらブロック塀の際は刺さらないことが判明しました。

 そこで、刺さるギリギリのところを探して再度U字ピンを打ちました。まずはフェンス際の2つ。家の基礎はギリギリまで寄せても大丈夫だったので、もしかしたらフェンス下のブロックを積む際にコンクリートを流しているのかもしれないですね。

テープについて

 テープはなかなか粘着力があるので貼ってからカッターで切るのがベターかと、後になって思いました。。。

重ねている所にもテープを
マスのところも砂利が出ないように
樋の穴も隠しました

作業時間

 作業開始からだいたい2時間強。
 作業人数は1.5人くらいです。
 最初、シートを広げてピンをとめるところくらいは妻にも手伝ってもらいましたが、子ども達も興味津々で近づいてくるし、子ども達は見てるだけなのも飽きて砂利の山を登り始めたりしたので途中退席してもらいました。

まとめ

 構想から1カ月以上かかりましたが、比較的綺麗に出来たと思います。結果的に砂と砂利はほとんど混ざらなかったですし、砂利だけ綺麗にのぞくことができました。唯一の反省点は除草剤が必要なかったと思われる点です。これがなければあと2000円ほどは安くなったと思います。

砂利を戻した後(東向き)
雨樋の辺り

 この防草シートの効果は十分あると思っていますが、実際のところどうなるか、どれくらいもつか楽しみです。