未就学児の子どものYoutube設定と親の管理について

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長女が10ヶ月位から英語のYoutubeをテレビに出力して視聴させてきました。はじめは週一くらいでWiiやPCをHDMIケーブルでつないで視聴していましたが使い勝手も考えて、1年程前からFire TV stickにしました。

もはや毎日の視聴が欠かせないものとなり、便利になった反面、3〜4歳にもなるとリモコン操作も覚えてしまい、おすすめで出てくる面白そうなものをどんどん選択するようになりました。

そこで、子ども達のYoutube利用において気になった点と、対応策についてまとめてみました。

子ども達のYoutube利用において気になってきたこと

子ども達(特に長女)は、自分たちで操作できるようになると、たまに出てくるいつもと違うものをどんどん選択するようになります。

我が家はほとんど英語のチャンネルしか見ていなかったのですが、英語でもおすすめには色んな種類のものが出てきます。段々そういったものにも興味を持ち始め、今はおもしろチャンネル(顔の入れ替えやパロディーものなど)に熱中しています。ディズニーチャンネルのキャラクターの目や顔、服がどれか、というのが趣旨の着せ替えみたいな動画なのですが、妻が嫌がっています笑

確かに言葉はほとんどなく、言葉を覚えるという意味においては全く役に立たないのは確かです。
その代わり、人の顔(この目はアナ!とか)を認識できるようになってました笑

ちょっとくらいは良いかと思いますが、リモコンもなかなか離さないし、徐々にそのチャンネルのおすすめが増えているので影響が気になってきました。

考えるべきYoutubeの便利機能

最初にFireTVの設定で成人向けのコンテンツ制限というのはしましたが、それ以外の制限は特にしていませんでした。しかし、FireTVの設定なので、おそらくYoutubeのコンテンツには関係ない思います。考えるべきはYoutubeの機能で、事前に検討しておいたほうがよいと思う機能は以下の2つです。

連続再生

次の動画が自動で流れてしまう機能です。勝手に流れるので便利である反面、飽きるまで視聴が終わらないという悪い面もあります。飽きてもだらだら流し続けてしまうのはテレビと似たようなものかもしれません。

そのため、最初はストップをかけたいと思っていましたが、毎回親が動画を選んで再生するのは大変なのでほったらかしにしてました。しかし、最近はリモコンで自分の見たいとこだけ見て、とばすという操作を覚えたので、もはやどちらでも良いかなと思っています。(むしろ連続再生機能を止めても何も思われないかもしれない)

おすすめコンテンツの表示

動画を見終わった時に関連するおすすめの動画が表示されます。おすすめは、同じような人がよく見る動画をビッグデータより抽出して、表示されます。

おすすめは自分の興味に近いので、やめどころが難しく、だんだん止まらなくなってしまう危険性が高いです(フィルターバブルも気になるところです)

現に、リモコンをガッチリキープして離さなくなってきているので何か対策を考えたいと思うようになりました。

これは、大人でも視聴をコントロールするのが難しいし、子ども達には尚更、ストップをかけるのが難しいと思います。

冒頭に書いた、子ども達が最近好きな動画は大人向けのコンテンツとして制限がかかるようなものでないため、おすすめに一度表示されてしまうと、関連する動画としてどんどん見れてしまいます。

そこで対応策について検討し、何とか出ないようできないのか考えてみました。

対応策の検討

Youtube Kids(アプリ)

FireTV にも入れられるようになったという事で試してみました。機能としては以下のような年齢別コンテンツの設定があります。

  • 未就学児向け(4歳以下)
  • 小学校1~2年生向け(5~7歳)
  • 小学校3~6年生向け(8~12歳)

それ以外にも、「許可したコンテンツのみを表示」という、親が許可したコンテンツのみ視聴できるような機能もあります。

きちんと設定できれば有用かもしれません。しかし、許可するコンテンツの管理、設定が大変、年齢別コンテンツもそこまで区切らなくてもいいんじゃないかという感覚、ひらがな検索しかないなどUIが合わなかったことにより却下しました。

言語(Language)を英語に設定(FireTVの設定)

FireTVの言語を英語にしてみました。ですが、これはデメリットが大きいと思いました。表記が英語になること自体はそこまで問題にはならないですが、入力も英語オンリーになるので、例えば別のアプリ(TVer)で日本語入力したい場合に出来なくなりました。そのため、妻が昼休憩時に見れなくて困っていると訴えがありました。

場所(Location)を英語圏にする(Youtubeの設定)

1番要望に近いものは、Youtubeアプリの場所(Location)の設定でした。場所をアメリカにすると、アメリカで流行っている動画が出るようになります。

おすすめされる動画は場所にも関連するようなので、場所をアメリカではなく、オーストラリアやイギリスにするのも1つの手かと思っています。

ちなみにうちは最初、アメリカにしてみました。しかし、冒頭に記載したおもしろ動画はどうやらアメリカのユーザーによって作られているチャンネルらしく、出てきてしまいました。
そこで、イギリスに変えたところ、出てこなくなりました。逆に、イギリスの子ども向けの教育テレビ的な動画が出てきたので親的にはいいなと思いました。

しかし、子どもにはウケはそこまで良くなく、設定を変えたことで見たいものが出てこなくなったことに不満げで、何度も設定戻して欲しいと要望されてしまいました。

ルール決め(話し合い)

ここまできて考えたのは、これを契機にYoutubeのチャンネルの何をどれくらい見るかの話し合いをしても良いのかなということです。
年齢的にもそれくらいの分別はついてきた気がするので、長女の見たいもの、長男の見たいもの、父が見たいもの、母がみたいものと、それぞれの見たいものを全体の見る時間の中でバランス良く見れるようにするにはどうすればよいか、という話し合いをして、取り決めが出来るなら場所の設定も戻す事も視野に話ししてもいいかなと思います。

現実の対応

実際にとった対応は以下2つです。

  • Youtubeの場所(Location)を変更
  • 履歴を削除

最初は、設定を戻して欲しいと言っていましたがしばらく話を流していたら言わなくなったのでそのままにしています。Youtube Kidsなどは機能的には色々細かいこともできそうですが、そうした場合設定と管理が大変なので、簡単な対応だけで済ましてしまうのが一番良いのかなと思います。

この対応でしばらく様子見しようと思いましたが、実はちょっとした問題点があり、場所の設定はすぐ元(日本)に戻ってしまいます。何がきっかけで戻るかはふめいですが、違うアプリケーションを使ったりしてYoutubeが最初から起動する画面になると元に戻っているようです。そのため、場所(Location)を変更してもその場限りでしか効果がないようでした。Youtubeにログインをしている場合などはまた違うのかもしれませんが、ログインはしないで利用していることと、元々のチャンネルはひとまず出てこなくなったのでこれで良しとしています。

そしてもし、子ども達がまた同じように面白動画ばかり見るようになれば、今度は話し合いでルールを決めていきたいと思います。親が見てほしいと思うものと、子どもが見たいものは違うということは当然のように発生すると思いますが、折り合いをつけていく必要性があることを感じられる出来事でした。