長女5歳(年長)、長男4歳(年少)が、イトマンの「はじめて体験教室」(2日間)+「短期水泳教室」(4日間)を体験した際の記録と経験をお伝えします。正直、うちの長男は水が嫌いで警戒心も強く、運動能力もそこまでではありません。その長男が体験へ行ってみてどんなだったかをお伝えできればと思います。
ちなみに弟の水嫌いエピソードは、説明が難しいのですが、今でもお風呂で顔を洗おうと泡を鼻のところへつけると、「うわー!」と、叫びながら太ももの上にお姫様だっこみたいな形で乗ってきて、早く流してー!と言い、手で水をすくって顔を流すまでずっと叫んでいるくらい顔に水や泡が付くのを嫌がります。
申し込みまで
もっと早くやらせたかったとの思いはありますが、本人の意思が重要なので機会がくるのをじっとまっていました。お姉ちゃんがやれば必ず弟もやりたいと言うと思うので、弟が出来るかどうかの話もあるのでめっちゃ悩んでいました。
きっかけ
長女「〇〇ちゃんクロールできるねんでー!」
私「やってみる?早く起きなあかんけど」
長女「うーん、早く起きれるかなー?」
と、ちょっと乗り気だけど不安がある感じでした。
元々、水泳はいつか習わせようと思っていましたが、良いタイミングがなかなかありませんでした。しかし、長女が保育園でプールをやり始めた時期に出てきたこの会話、そして弟も4歳になり、家でのビニールプールくらいであれば入れるようになっていたので、今しかない!と思いました。
早速、申込みしました
やりたそうな気持ちを感じたのと、やらせてみたい気持ちが一致し、早速、調査したところ、親の休める時期にバッチリ合致するアクセス可能(公共交通機関が利用可能)なイトマンが空いてたので電話しました。
「短期水泳教室」(4日間)だけのつもりでしたが、事前に「はじめての体験教室」(2日間)の受講をしてもらっているとのことでした。
はじめての体験教室を最初に考えた時、短期水泳教室までの良い日程が満員だったので諦めていましたが、そのことを電話で話したら入れてくれました。ありがたい!
これで計6日間!今年の夏は予定たっぷりになりました!
短期水泳教室にかかる費用
丁度タイミングが良かったところはイトマンです。近しいところでいろいろ探したのですが、丁度よい日程であった、というのが一番大きいです。ちなみに費用は以下の通りでした。
品目 | 金額(円) |
カードケース | 103 |
帽子 | 481 |
(アーム)ヘルパー | 691 |
受講料 | 7150 |
※はじめての体験教室を受講すると、カードケースと帽子はもらえます。
通常、はじめての体験教室へ参加するため、実際にかかるのはヘルパーと受講料のみで2人合わせて15,000円弱でした。受講料はweb割引(早期割引は無理でした)で、5%オフです。事前に早期割引(さらに10%)もあるので申し込みは早いに越したことはありません。
事前学習
うちの子達(特に弟)は怖がりで、未知のものにはかなり慎重になります。そのため、いきなり拒絶反応をおこされても困るので、体験するにあたり準備をしていました。
2週間前
心がけたこと
- プールの話題を多くする
- 練習風景を見せる
- 泳ぎ方を見せる
体験を申込んだのが大体2週間ちょっと前。そこから、もうすぐプール教えてもらいに行くよー、とちょっとずつ声掛けを行いました。できるだけ、やらされる〜!と警戒されないように、さり気なくプレッシャーにならない程度に。
そして時々、youtubeで「親子で一緒に水泳教室【Lesson-1】~水に慣れる~」や「およぐの だいすき(しまじろうのわお!アニメ)」などを見せていました。
自然にプールに行くんだ!と言うことが頭に入るように、また、泳ぐまでのプロセスを何となくのイメージでも良いのでもってもらえることを心がけました。
1週間前
家族でプールにも行ったのですが、ここで思わぬ出来事が起きました。ホテルの野外プールだったのですが、長男が超絶嫌がり、「イヤ〜!入らない〜!おうちのプールがいい〜!」
と、水着にも着替えず1人パラソルの下のイスに座っていました。
仕方がないので諦めて、クロールしているところを見せておきました。息子は、「親子で一緒に水泳教室」を見ていたからか、「おとうさん、クロールしてー!」というので、興味はあるのだと思われます。
何度誘っても無理で、最後まで入らなかったので、体験は無理かなー、最悪はキャンセルかなー、と思い始めました。
水泳教室
そうこうしているうちに、早速体験の当日になりました。
はじめての体験教室 1日目
- 起床
早めに起こし、家で水着に履き替えて行こうかと思っていました。しかし失敗。長男は、イヤイヤと断固拒否。仕方がないので普通の服でいきます。
- 到着
プールについてもやっぱり警戒心はかなり強く、逃げます。
ロッカーの部屋でもイヤイヤ言うので親二人ががりで何とか着替えさせました。そして、先生に抱っこして無理やり連れて行ってもらいました。
- 体験教室開始
2階に見学席があるのですが、耳をすませばそこまで聞こえる叫び声。
「イヤや〜!!!入らない〜!!!」
親は苦笑です。試練だ、頑張れ!(笑)と祈ります。ちなみにお姉ちゃんは何の問題もなく集団にまじって準備体操をしていました。
途中の見学の時も延々と泣いて、「おうち帰る〜!!!」と泣き叫んでいました。
先生に「泣いてるとあっち(ベビークラス)に行くよ」と言われていました。
それはプライドが許さないようで、イヤイヤしていましたが、最終的には一時的にベビークラスでボール遊びやトンネルくぐりをして、また幼児クラスに戻ってきていました。
しかし、プールサイドに座る時もみんなが水に足をつけていても長男は絶対につけない、みんながバタ足しても長男はしない、など頑なに拒否していました。ただ、足は水につけなくても1人だけ手のひらを水面にあてたりしていたので興味はあったのだと思います。
- 体験後のロッカールームにて
「あんなに泣きわめいてたら短期教室は行けへんかもなー」などと話していると、戻ってきた長男は、「おとうしゃーん!めっちゃたのしかったー!トンネルくぐってん!」「ばっしゃーんってしてん!」と何故だがにこにこ笑顔。そしてハイテンションの自慢。
「そうなん?すごいなー!!」と聞いていました(笑)
えっ?!そんな風には全く見えませんでしたけど?!
妻も信じられないとの感想でした。
しかし、せっかく楽しかったと本人が言うので、次の日も頑張ろうなと励まして1日目は終わりました。
その日のお風呂では風呂桶に顔をつけたりシャワーを頭から浴びたり、こんなことできるねんでー!と、姉弟そろってアピール合戦していました。
はじめての体験教室 2日目
- 自宅にて
昨日のイヤがりを今日もされるのはキツかったので、息子が起きる前に水着に着替えさせておきました。すると、「えっ!?水着は家から履かへんねんで。プールで履くねんで?」と至極真っ当なことを言い出し、家から水着を履いて行こう作戦は失敗。
でも、代わりにプールに着いたら着替えると約束はしてくれたのでそのまま出発。約束どおりに着いたらちゃんと履き替えてくれました。
そして水着に着替えた後は、先生の所へ連れて行くのに抵抗もなく、すっと歩いてくれました。
- レッスン開始
集団行動に抵抗があるのか、準備体操中はまだ、棒立ちでした(笑)
しかし、その後の練習中も抱っこされることもなく、お姉ちゃんと一緒にぐるぐるコースを回っていました。(後で聞くと、どうやら先生はお姉ちゃんに「弟と一緒に回ってあげて」と言っていたようです)
でも、昨日は全く嫌がって何もやらずに、先生におぶってもらって泣いてばかりだったのが、たった1日でこんなに変わる?!くらいの変わりようで、レッスン中には笑顔も見せ、水慣れの遊びができるようになっていました。
先生もびっくりしていたようで、「昨日と別人みたいでした」と言う評価を頂きました。
変な広告ではないですが、本当にびっくりするぐらいの変わりようで、こんなに変わるか?みたいな信じられない変わりようでした。子供の中で何かが吹っ切れたのは間違いありません。
これなら短期教室もいけるな、と安心した2日目でした。
- その日のお風呂
その日の後もお風呂の時にシャワーを頭からかぶれるでー!自慢が始まりました。お姉ちゃんと順番に1人づつ固定してあるシャワーへ近づき、頭へかけること(当然、下向きながら顔にはあまりかからないレベルですが)を楽しんでいました。
あと、洗面器に顔をつけれるねんでー、と自慢していました。しかし、洗面器に顔をつける際に、お姉ちゃんが鼻を手で塞がずにやって、お湯を吸ってしまい痛くて泣いてしまいました。それを見た、息子は恐がり、それ以降、洗面器には顔をつけられなくなりました。
ほんのささいなことでもトラウマになってしまい、デリケートだなぁと再認識するとともに、水慣れの大事さを感じました。
短期水泳教室
短期水泳教室は、はじめての体験教室へ行ったときの内容と似通ったもので正直、特筆すべきものはありません。カリキュラムは以下のとおりでした。
- 1日目 泳力測定
- 2日目 授業参観(親が写真撮影可)
- 3日目 写真撮影(クラス内)
- 4日目 テスト
テストの結果は、長女は水慣れクラス全部合格、長男は、「顔を全部つける」ということができなかったようで、そこだけ合格をもらえませんでした。
しかし、子ども達は、プールに行くことを楽しみにしてくれるようになり、「イトマンのプール」としっかり認識していました。
後の成長は、個人差もあるでしょうし、特にうちの子達はゆっくりと成長していくことになりそうです。レッスンで顔に水をつけているところをみていると、先生の手のひらを水面の上に上げた状態くらいで顔につけているくらいなので、先は長そうだなーと思っています。
ちなみに長女は、教室に一緒に通っている子らの名前も覚えていたりしたので、ちゃんと通う場合はお友達もできるかもしれないなー、と思いました。もし通う場合は、ちゃんと他のところもリサーチしてあげようと思いました。
さいごに
今回、4歳長男にスイミングというのがちょっと早いのでは?と、思ったのですが、そのように迷っている方がいらっしゃれば、参考になるかなと思います。
水嫌いの子を水泳教室へ連れて行くために
長男は、正直まだ水泳を習うには早いかなと思っていました。しかも水嫌いなのは普段のお風呂や保育園での水遊びなどからもわかるので、どうやって連れて行こうか悩みに悩みました。無理やり連れて行ったところでトラウマになると本末転倒になってしまうからです。
今回の経験から水嫌いの子を初めてスイミングに連れて行く場合の心がけをまとめました。
- プールを教えてもらいに行くよと事前にインプット(警戒心をもたせないように)
- どう泳ぐかを予め見せ、完成形のイメージをつけておく
- いきなり泳げないということを親が知っておく
- 親が期待値を上げない(思っているよりできません)
- 事前にお風呂で水慣れの練習をしておく
- 最後は覚悟を決めて先生にお願いする(先生は何人も相手をしているプロですから)
はじめて体験の結果の上達具合について
それまでにどれだけ水に慣れていたかや個人の性格、運動能力などによって成長度合いは変わるでしょうが、幼児の場合は説明を理解させることが難しいため、本当にちょっとづつしかすすめられないことを、親が理解することが重要だなと思いました。
私は正直言うと、一番最初は、6日間でクロールまでできればいいなぁとか超甘い見通しを持っていましたが、すぐにそんなことは絶対ムリなことがわかりました。その後、考え直して頭まで水をつけられるようになれば良いと思っていました。しかし、実際に体験してみた結果(6日間)うちの子の場合は、手のひらですくって顔につけられる、くらいまで水慣れした、というくらいです。
上達には個人差もあると思いますが、6日間では泳ぐにはほど遠いなというのが実感です。今回、早めにそれが体験できよかったです。子ども達も姉弟仲良く、かなり楽しんでくれたので、行って良かったと思います。