生成AIで、自宅サーバーの整理(ネットワーク図と手順書作成)

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 生成AIを使えていますか?最近の生成AIの進化は凄まじく、プログラムの記述や資料作成など、ちょっとした業務や趣味の作業をあっという間にこなしてくれるようになりました。「これは記録に残しておかなければ!」と思い、私が実際にAIとどのようなやり取りをして、何を作ってもらったのかをまとめてみることにしました。

ちなみに、今回使ったのはClaudeとGemini。すべて無償の範囲です。

今回、AIにお願いしたミッション

自宅でサーバーを立てたり、OpenWRTをいじったりしていると、だんだん「何がどう繋がっているのか」がカオスになってきます。構築した時は完璧でも、数ヶ月、数年経つと自分でも設定を忘れてしまうもの。仕事ではないのでドキュメントを残す暇もありません。

そこで今回は、AIという最強の助手を頼って、以下の2つを作成してもらいました。

  1. カオスと化した家庭内ネットワーク図の作成
  2. OpenWRT等、家庭内ネットワーク環境のアップグレード手順書(コマンドレベル

期待値を超えてきた「ネットワーク図」

 「まずは自分の家のネットワークを可視化しよう」と思い立ち、AIに図の作成を依頼しました。 結果から言うと、ものすごく簡単に、期待値を遥かに超える成果物を出してくれました。ただ、一発で完成したわけではありません。少しずつ修正をお願いしているうちに、気づけばバージョンは「v25」。

1年の作業が1〜2ヶ月に!「アップグレード手順書」

一番大変だったのが、OpenWRTのバージョンアップ手順の整理です。 「どうやってアップデートしようか…そうだ、AIに相談しよう!」と思いつき、対話しながら手順を整理していきました。サーバーの構成変更やスペックの相談にも乗ってもらいながら、最終的に「各サーバーごとのコマンドレベルの手順書」が完成。

これ、週末の隙間時間だけで自力でやろうとしたら、軽く1年コースの作業です。それが、AIのおかげでわずか1〜2ヶ月で完了してしまいました。圧倒的な時短です。

これは、各行ごとに別シートに分かれていて、それぞれのシートで、コマンドレベルでの手順書となっている。

AIの限界と依頼する時の注意事項

ここまでの話だと「AI最高!」で終わるのですが、実際にやり取りする中で、AI特有の限界や付き合い方の難しさも見えてきました。

前提条件を伝えないと「一般論」しか返ってこない

 具体的なコマンドを書いてもらうには、IPアドレス、サーバーの役割(例:IP xxxがOpenWRTでDHCP/WireGuard/WOL担当、IP xxxがAlpine LinuxでAdGuard HomeのDNS担当など)、細かい前提条件をすべて伝える必要があります。これをサボると、見当違いの回答が返ってきて話が噛み合いません。

セキュリティと情報提供のジレンマ

 AIに正確な手順を書いてもらうには詳細な情報が必要ですが、WireGuardなどの構築にあたり「秘密鍵」のような機密情報まで渡すわけにはいきません。個人利用であっても、「どこまでAIに情報を渡すか」の線引きは常に意識する必要があります。

自信満々に嘘をつく「ハルシネーション」

 前提条件が曖昧だと、AIは平気で嘘をつきます。今回の件ではありませんが、過去にAlexaの使い方を聞いた際、日本では使えない機能や廃止されたスキルを「当然使えますよ」というテンションで提案されたことがありました。Claudeでも、こちらが「違う」と指摘しても、自信満々に自説を曲げない頑固なケースがありました。AIの言葉を鵜呑みにせず、周りを固めながら裏付けを取るプロセスは必須です。

人間は「欲」を出して疲れる

一人で数ヶ月かかる作業が、たった1日で形になってしまう。AIの力は本当に魔法のようです。 しかし、ここまでのものが簡単にできると、人間はどうなるか?

「ここをもうちょっと変えられないか?」 「いっそ構成自体を新しくしてみようか?」

と、次から次へと欲が出てしまい、終わりがなくなってしまうのです。結果として、より高い完成度を求めてしまい、なんだか気疲れしてしまう……というのが、今回の私の最終的な結論です。AIの底なしの対応力は、良くも悪くも人間を沼に引きずり込みますね。

次回は、時間があれば「開発関係」でAIをどう活用したかについても書いてみたいと思います。

家でサーバーを立てたり、OpenWRTなどを利用していると、なにがどうなっているのか段々と整理できなくなってきます。構築している時は良くても数カ月から数年後に変えようと思うと、結構忘れていることが多いことに気づきます。仕事でもないので何もドキュメントに残していない、そんな暇もなく、手も取られるのでほったらかしになっていましたが、AIという強い味方ができたので頼ってみることにしました。結果は、ものすごく簡単に期待値を超える成果物を出してくれました。

数カ月間に作成しましたがv25となっていたので25回くらい作り直しているかもしれません。。。

OpenWRTなど家庭内ネットワーク環境のアップグレード手順書

これも結構大変でした。元々OpenWRTのバージョンアップをどうやってやろうかと考えていたところ、そうだ!AIに相談してみよう!と考え、会話しながら手順を整理していきました。何度も何度もやり直して、途中でサーバーが変わったり、どのスペックに使用かも相談しながら、最終的にできたドキュメントがこちら。

 これをそれぞれシートに分けて、コマンドレベルで手順書となっています。これを見ながら複数のサーバーのアップデートができたわけですが、これ一人で隙間時間にやろうとしたら恐らく1年コースだと思いますが、AIのおかげで1~2カ月で終わりました。

AIを利用して成果物を作成し、感じたこと

 しかし、人間は欲がでるもので、ここまでの完成度のものができると、ここをもうちょっと、などと思い出し、なかなか満足いくものが出来なくなってきます。しかも、途中で構成まで変えるものだから終わりがなくなってしまいます。逆に、そこがAIの良くないところなのかもしれません。

 成果物は思っているより簡単にすごいものが作れるが、結果、もっと求めてしまって疲れてしまうというのが私の最終的な結論です。一人でやってたらおそらく数カ月かかるものが、1日くらいでできてしまう、そんなイメージです。

 開発関係もやってみたので、時間があれば、その話も書いてみたいと思います。