単管パイプフレームがひとまず完成した後、子ども達が「これなにー?」と聞いてくるので、1度だけラインを張って遊んでみました。その時発生した課題と対策についてまとめてみました。
単管パイプフレーム制作時の課題
固定ベースとの隙間
単管パイプと固定ベースの間の隙間が大きくスカスカだったので、前回スポンジを詰めてみましたが、入れてしばらくする(1日くらい)と、スカスカになり持ち上げるとスッと抜けるくらいになってきました。移動させる時は、抜けないように気を遣って横向けにして移動しなければならず結構不便でした。
どうしようか悩んでいたところ、アルミの平板とステンレスの細い板をスプリング構造にして詰める、というアイデアがあったので、アルミ平板をヨドバシで購入ました。ステンレス製の細い板(ワイパーの芯材)はないので、代替としてアルミ平板複数か、針金でも詰めようかと考えました。
取り寄せだったので気長に待つこと1週間程。
ついに届いきました。
対策案の作業(アルミ平板カット失敗編)
2mmの平板はカッターナイフで頑張れば切れるというのを信じて、頑張ってみました。やり方は、
①固定ベースの高さに合うように長さ(96mm)を決める
②L型のスケールを使用し、同じ箇所を10回くらい切る。
③裏返して同じように10回くらい切る。
④手で、キレイにパキッと折る。
しかし、実際やってみるとカッターナイフではなかなか深くまで切り込めかったので諦めました。
対策案の作業(アルミ平板カット成功編)
カッターでいれた線を元に、購入したワークベンチを使って、購入した金属用ののこぎり(ゼットソーのハイスパイマン)で切断しました。
切り初めの引っかかりをつくるところが難しく、ちょっとずれたりしましたが、その後は比較的に簡単に切断できました。最後にバリができるのですが、見えないとこに入るので放っておきました。キレイにするなら百均ででも棒ヤスリを買っておくべきかもしれません。
それを作ること4つ。作業時間は準備も含め、約20分でした。早朝にギコギコやってたので妻に朝から何やってるのか訝しがられました(笑)
固定ベースの隙間に入れるものを検討
その週の週末、続きの作業を開始。固定ベースにアルミ平板を当てて、上から単管パイプを叩いてはめ込みました。予想どおり、アルミ平板1枚だけではスカスカでした。そこで事前に準備していた針金を詰めることにしました。
針金は何種類か家にありましたが、1番太いやつにしました。これはその昔、ワイヤーアートか何かをするために購入したやつだと思います(東急ハンズで購入したもの)。長さ20cm程にして固定ベースに引っ掛ける感じにしました。ちなみに被膜があると全然入らなかったので剥がす必要がありました。(最初、別のもう少し細い被膜付きの針金でやったらと皮膜部分がガリガリ削れ、かなり見苦しくなりました)
被膜の剥がし方
まずは長さ20cm程に切ります。次に端から1cm程度のところをニッパーで挟みます。ちょうどニッパーの奥の方の隙間と同じくらいだったので被膜だけ挟む事ができ、そのまま針金に沿って滑らすと、被膜だけ剥がすことができました。
次に剥がした部分の針金をペンチで縦に挟み、針金をまっすぐにしながらニッパーで掴み、ペンチで抜くように被膜側を引っ張るとすっと抜けました。
コツを掴むまで2つくらいはかかりましたが、このやり方がわかるまでは、結構辛くて心が折れそうになりました。
固定ベースの隙間への入れ方
針金の太さは恐らく0.9mm程。折り曲げて固定ベースの穴に引っ掛けます。基本2つ。固定ベース1つだけ針金が2つ入らず、1つでがっちり固定できたので、そのままにしておきました。
実際アルミ平板と針金2つにすると、入れるのに結構苦労しました。金槌で叩くのに結構な力が必要でした。固定ベースの裏から叩きましたが、下が土だと単管パイプがかなり埋まる感じになりました。
金属の音はかなりうるさく、ご近所さんの迷惑になるので、タオルを何重も畳んで、敷いた上から叩きました。そうするとタオルが固くなって、ボロボロに破れていました。
杭を打つ時にも思いましたが、金槌で叩くときの良い緩衝材、防音材とかあるのでしょうか?
針金を2本入れるとかなりギリギリで、アルミ平板も削れるくらいでしたが、こうすることでやっと固定ベースと単管パイプの隙間をきっちり埋めることができました。しかし、かなりきっちり隙間を埋めたため、外そうと思っても恐らく外れないと思います。(そうすると接着剤的なものでとめてもも良かったかもしれません)
単管パイプフレーム使用時の課題
ラインを張る時に倒れる
フレームはどちらも地面に固定されているわけではないのでラインを張ろうとすると、下手したらコンクリートが割れるんじゃないかと思うくらいの勢いで、「ガシャーン」、「ガシャーン」と何度も倒れてしまいました。おかげで駐車場のコンクリートに跡がつきました。もう片方は土(砂利)なのですが、どちらかといえば下が土の方が倒れにくい感じでした。
張った後も見ておかない倒れてくる可能性があり、結局子どもしか乗せれませんでした。子どもが乗ってても、下がコンクリートの方は設置面の固定ベースが浮いてきたりするため、その都度、沈めにいくという作業が生じてしまいました。ちょっとずつ浮いてくるので、そのうち倒れてくるかもと思い、ヒヤッとしたので、大人が乗るのはちょっと怖い感じでした。
フレームが倒れることへの防止策
脚を4本つけて棚か椅子のようにすれば大丈夫だと思いますが、それを実現するには、お金もかかるし場所も取るし本末転倒です。横パイプの真ん中に何かを取りつけて3点で支えるようなものがあればそれでも良いと思いましたが、良いものが思いつきません。
そこで、思いついたのがロープを横パイプにくくりつけて、それをロープ杭にくくりつけるというのものです。これでフレームはロープ杭の方に支えができるので、くくりつけたロープ杭の反対側へ倒れるのは防ぐことができるだろうという見通しです。
たまたまうちに3.5mmのテント用ロープがあったので、残りを使って2mくらいを2つ作りやってみようと思いました。
対応策の懸念
準備をする時にちょっと手間になるということ。元々フレームを出してセットするだけの想定だったので、そこにロープをくくるという作業が発生することになります。実際時間にしたら片方あたり1分くらいだと思いますが、準備作業が増えるとセットが面倒になるし、子どもが飽きるのでできれば避けたいと思っています。
懸念はありますが、今のところはこれが最善の策だと思っています。
完成したので子ども達と遊んでみた
やっと完成した単管パイプフレームとロープを使って試しにスラックラインをやってみました。結果は良好でフレームも倒れず、でラインも張れました!
ロープで止めるのも思った程の手間ではないので、やることかわかってるのですぐにできました。
子ども達も「ひもやろう!」と言うと、「やろう、やろう!」と言ってくれたので「ひも」として認識されているスラックライン。しかし、手をもって一往復くらいやったくらいですぐ飽きてしまって他の遊び方、他のおもちゃに行ってしまいました。子どもは、できた!という感覚がないとすぐに飽きてしまうのだと思います。手でもって歩くだけではできたという感覚にはならないのかもしれません。
大人も立つだけくらいはやってみたのてすが、子ども達がいるので、それ以上はできなかったです。大人が遊べるようになるのはもう少し先かもしれません。
改善の余地について
ロープでフレームを止めているのですが、3.5mmのロープ2重では大人が乗る際にはちょっと心許ないかもしれません。フレームが杭と反対側へ倒れるのを防いでくれてはいますが、ラインをきつく張った際に、どこまでフレームを支えられるかがちょっと気になります。
ラインに一瞬だけ大人も乗りましたが、感覚論ですが、乗れはするがちょっと心細いかな、という感じでした。もう少し太いロープ、それか個人的には自転車のチューブなどで止めてみたい気もします。
結果、スラックラインを家で張るために結構設備投資しています。かかった費用については後日更新するつもりでいます。