娘の5歳の誕生日に祖父母からのプレゼント。
しかし、娘も3歳息子もまだまだ一人で乗れるようになるのは先のようです。そこで、父親が練習してひとまず乗れるようになったので評価しました。
購入の動機
うちの近所ではキャスターボード(うちの近所ではエスボード、またはエスボと呼ばれている)が大流行。
ほぼみんなが乗っており、3、4歳から乗っていた上手な子もいるのでそれをみている我が子も「誕生日にエスボード欲しいな〜」となりました。欲しいな〜の欲求が出てきたのが5歳になる今年からなのでそのやりたい気持ちも汲みました。
近くのおもちゃ屋さんをいくつか回りましたが近所ではリップスティックデラックスミニと一部ジェイボードしか売っておりませんでした。
ネットで探すと模造品と思われるエスボードが何種類か売られていました。最終候補まで2種類が残りましたが、輸入品でメーカーなどがはっきりわからないため、品質は当たり外れがありそうな気がしました。
実際、普通に乗る分には問題なさそうだと思いましたが、祖父母からのプレゼントと言うことで、最悪外れだった場合、祖父母かがっかりしそうなので、間違いなさそうなメーカー品を購入しました。
リップスティックデラックスミニとは
商品名以外で一言で言うと、キャスターボードですが、足腰をひねり、体重移動で前に進むことができる陸のスノーボードが感覚的に1番近い、スケートボードような乗り物です。
そうは言ってもキャスターボードって何?となるので、人に説明する時は難しく、大抵「くねくねして動くやつ」等で通じます(笑)
キャスターボードとは
連携した二枚の板にそれぞれ自在車輪(キャスター)を一つずつ備えている、スケートボードの一種をいいます。キャスターボードも色んな名前で呼ばれており買う時にはどれがどれかよく分からなくなりましたが、整理すると以下の三種類に絞られます。このあたりはWikipediaが分かりやすかったです。
リップスティック
Razor USA社が販売しているのが「リップスティック(商品名)」
正規代理店が2社あり(どちらも公式認定日本輸入総代理店となっています)、以下の名前で売られています。
日本代理店 | 商品 |
ビタミンiファクトリー | ブレイブボード(商品名) |
ラングスジャパン | リップスティック デラックス |
エスボード
実は元々は韓国で発売されていた、初めてのキャスターボードなのですが、今は製造されておらず、模造品(にあたるのかわかりません)が出回っています。
普通に乗る分には問題なさそうだと評価が多かった気がします。
ジェイボード
台湾のJ.D. Corporation社参加の会社が販売しているキャスターボードです。日本ではJDジャパンが特許を取って販売しているようです。
対象年齢について
8歳以上
妥当な対象年齢だと思います。近所の子らが3歳〜4歳くらいで乗っていたのは運動神経が良いから、また、やる気があったからだと思います。対象年齢以下の場合だと、バランス崩してコケまくるか、親の補助を受けつつ、何度も練習できる力が必要だと思います。
乗り方
イメージトレーニングする(ステップ①)
まず、動くところを地上でイメージしてからの方がよいと思います。
まっすぐの棒を体の前でひじで抱えるイメージ(本当に抱えてもOK)。腰とヒザを落として左右に捻じります。これが基本の動き方です(ツイストというらしいです)。乗っている状態で動いている状況をイメージしながらできるようします(結構重要)。
乗り方(立ち方)をマスターする(ステップ②)
フェンスか壁など、何かに捕まってやる方が良いです。
右利きの場合、まず、キャスターボードの小さい方を進行方向に向けて、左足を前側の一番広いところ(ホイールの真上)に乗せ、ボードを水平にして、バランスをとります。そして、後ろ側の一番広いところ(ホイールの真上)か、やや後ろ側に右足をぺたっと乗せて、ボードを水平にします。
感覚を掴む(ステップ③)
最初はゆるい勾配で、距離が2、3メートルくらいの坂道がベストです。
フェンスか壁など、何かに捕まってボードに乗り、バランスをとります。いきなり進みながら乗るは無理だと思います。
坂道の場合はこれだけで動くので、あとはバランスを取るだけです。
※勾配がキツイところはやめましょう。
蹴り出して乗る(ステップ④)
ステップ①〜③まで出来たら乗れるようになるはずです。あとはバランスと度胸です。足腰を落としながら体を左右に捻り、前に進みます。コツは進行方向を向いて、腰を引かないことです。
ここが一番難しいと思います。
ただ、1度滑り出せればくねくね動けますが、そこでまっすぐ進んでコツを掴むのが良いと思います。
子供たちがやる場合は、手を持ってやらせてあげたりするのですが、大概はへっぴり腰になってしまうので上手く乗れません。怖いからだと思います。
降り方
前にボードを倒して降りるというのが公式の降り方のようです。これは、乗れるのであればさほど難しくはないと思いますので、やり方に特に特筆すべき事項はありませんでした。
ケガと安全対策について
実は私は、これで3回ほど転んでケガをしています。
1回目は手のひらと肘のすり傷、2回目は手のひら、3回目は腰を強打しています。腰はかなり痛く、歩く時に軽く引きずってしまうくらい。(全治2週間)走るのも響きました。
コケる時の状況
コケる時は後ろ足に体重が乗りきってぴんと伸びてしまって、吸収できるヒザがなくなって、ドスンと、落ちていたと思います。ボードの後ろに乗りすぎたり、スピードが出てしまってビビって腰が引けた場合などになってしまいます。(スキーやスノーボードをやったことある人ならわかると思いますがあんな感じです)
ケガから学ぶ安全対策
このコケ方から学んだことはガードすべきは手のひらと腰かもしれません。手のひらはガードが売っていますが(買ってませんが。。。)、腰は無いので腹巻き、手のひら用に軍手などいいかなと思いました。
ちなみに今回は長袖の長ズボンでコケてもひじを擦りむいていたので、肘ガードも百均とかで服の下からでもいいのでサポーターみたいなのがあってもいいかもしれません。
ガードの優先順位
ケガを考えると、ガードは必要だと思います。どこまでやるかは本人次第ですが優先順位をつけてみました。ガードは普通に売っていますが、家にあるもので代用できそうなものをあげています。
No | 部位 | ガード | 備考 |
1 | 頭 | ヘルメット | 頭は打つと致命的 |
2 | 腰 | 腹巻きなど | 経験上 |
3 | 手のひら | 軍手など | 経験上 |
4 | ヒジ | サポーターなど | 経験上 |
5 | ヒザ | サポーターなど | 一般的に |
おわりに
キャスターボードはやってみるとなかなか難しく、坂道で滑ると本当にスノーボードをしているような感覚にもなります。
逆に言うと、下が雪では無いのでコケたときのダメージが大きいというのは、間違いありません。
私は最後に腰を強打してから1週間(全治2週間)は湿布を貼って、足を引きずっていました。
ただ、それを分かった上で、安全対策を行い、乗って遊べるようになると体幹も鍛えられるし、結構な運動になると思います。
大人でも十分楽しめました。子供たちはまだまだ乗れそうにないですが、そのうち乗れるようになると思います。これができればスノーボードなども、すっと入れると思うので、いつか子供たちと出来るようになる日を楽しみにしています。