子ども達への英語教育で以前から気になっていたKhan Academy Kids(カーン・アカデミー・キッズ)。これまでandroidアプリでしか提供していなかったため、子ども達へやらせるのをためらっていましたが、なんとこの度windowsパソコンでできるようになりましたのでその方法をご紹介します。ちなみにそこそこ新しめのPCが必要になっています。
※注意
MicrosoftにおけるAndroid™️用Windowsサブシステム(WSA)のサポート終了に伴い、Windows 11向けAmazonアプリストアは、2025年3月5日をもってサービスを終了します、とアナウンスがありました。そのため、2025年3月5日以降はここに記載の方法ではできなくなると思います。また別の方法があり、その時に子ども達にやる気があれば何か別の方法を探してみたいと思います。
前提条件
- Windows 11 22H2以降
- 第8世代Core i3またはRyzen 3000、Snapdragon 8c以上のプロセッサ
- 8GB以上
- Amazonアカウント
単純にWindows上でAndroidアプリが使用させるのですが、Google Playは利用できないようです。詳しい仕組みはわかりませんが、Windows subsystem for Andoriodというのがインストールされ、アンドロイドアプリを仮想的に動かしている様子で、その上でAmazon Appstoreに接続し、そこに登録されているアプリを利用するみたいなのでamazonのアカウントも必要になります。
Khan Academyとは
Khan Academyは元々2006年、サルマン・カーンさんが立ち上げた、無償で英語のyoutube講座を配信し、練習問題や教育ツールを提供している非営利の団体です。コンテンツが豊富で無償でここまでの教育が受けられるのかと思うと脱帽する限りです。
レベルも現地の小学生から中学2年の算数から始まり、英語のサイトを見ていると科学、芸術やコンピューターなどの講座もあるようです。
その中の小さい子向け(概ね現地の保育園から8歳くらいまで)としてKhan Academy kidsというものがあります。以前の記事で紹介したSuperSimpleSongsの歌などとも連携し、それを教材に利用していたり、子供にもなじみがあるのでやらせてみたいと思っていたものです。
インストール手順
Windowsの公式な機能でインストールできるため、手順は至極簡単です。
1.Microsoft StoreでKhan Academy kidsを検索し、インストール(入手)
2.細かい順番は覚えていませんが恐らく自動で、「Windows subsystem for Andoriod」と「Amazon Appstore」がインストールされ、再起動
3.amazonアカウントでサインインする
4.インストール完了です
パソコンでKhanAcademyKidsアプリのみの使用方法を検討
子ども達に利用させるために、パソコンを立ち上げたらそのアプリだけ利用できるようにしたいと思っています。キオスクモードのなるものがWindows11 proにはあるのですが、どうもAndoroidアプリは無理のようです。(Windows subsystem for Andoriodしかアプリとしては選択できない)
そのため、新しくユーザを作成し、スタートアップに登録することで起動時に起動。それ以外のアプリなどはできるだけ見せないようにショートカットやタスクバー、ピン止めなどは消し、何とかそれ以外のことはできないようにして疑似的に専用端末としてみました。
おわりに
Khan Academy Kidsは、タブレットやスマホのアプリであるのは知っていましたが、タブレットやスマホの場合、目的としたもの以外のことも色々やってしまうのでこれまで避けていました。タブレットやスマホは便利で楽しく、放っておいても学校や友達から見たり聞いたりすることで知ってしまいますが、依存性も高いため、できるだけ親の干渉が必要かなと思っています。ルールも決め、きちんとした使い方ができるのであれば自由に使わせてあげたいですが、大人でも難しいものを子供がきちんと使うのはなお難しいと思っています。
そのため、今回は、ちょっとだけ取り組みにかかるハードルが高いパソコンでできる方法を見つけたのでやってみました。ちなみにこの方法でなくてもアンドロイドのエミュレーターがあればできるような気もするので該当のパソコンがない場合は、そちらを試してみてもいいかもしれません。
どこまで子供たちが食いつくかはわかりませんが、楽しんで学んでくれればよいと思います。