年長と一緒に40代がピアノを始めてから1年ちょっとのレベルはどの程度か

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 子どもにピアノを習わせてみたいと思っているが、自主的に練習してくれるように仕向けたい。自分もピアノをやってみたいと思っている、子どもと一緒にやるとどうなるのか、どれくらいのレベルになれるのか、使用する教材は?そんな方の参考になればよいと思います。ちなみに子どもが始めた年齢は年長になる直前くらいから現在、2年弱です。

年長の子に対するレッスンについて(個人のピアノ教室)

 ウチの場合は、子どもが個人のピアノ教室に通っていました。最初は連れて行ってそのまま教室の中で、一緒に座ってずっと見ている感じでした。年長くらいのだと、音符の読み方もわからないので、音符をつかわない教材を使用していました。この時期は、弾くことが嫌いにならないように、楽しくなるように一緒に弾いたり、次回までに練習してこなくても何も言わず、無理やりさせないように先生も気を使ってくれていました。

大人のピアノが続かない理由

 子どもの場合は、何もわからないので、言われたものを弾くだけですが、大人が始めるピアノの難しいところは、どれくらい練習すればどれくらいのレベルになれるのかがわからない、自分の思い描く理想が高く、現実とのギャップが受け入れられないので続かない、これに尽きると思います。

他にも、仕事が忙しく練習時間が確保できない、発表できる場がない、などたくさんの理由がありますが、急にうまくなるのことはなく、ちょっとづつしかうまくならないため長続きしないのだと思います。逆に言うと、続くのであれば、いくつになっても上達することができるものになります。

練習量と理想については個人差があるのでなんとも言えませんが、私の場合は、真剣に子どもと一緒にやり始めてからは約1年ちょっと、練習時間は一日に直すと、恐らく大体5〜10分程度でした。

使用した教材

 そこで、私の場合は子どもと一緒にやることにしました。子どもは絶対飽きて長続きしない可能性があると考え、また親にやれやれと言われてやると、やらされ感が増してそれがトラウマのようになり、嫌いになってしまう可能性があります。

年長の頃

子どもが年長の頃は先生のピアノ教室へも連れて行って、部屋の中で座って待っていました。先生の教え方も見れるし、子どもの成長も見れるのでいい機会だったと思います。

年長の頃に主に子どもが使用した教材は以下です。

  • おんぷのがっこう1〜6
    1,2は、楽譜が読めない小さい子向けでイラストで弾けます。そして3くらいから段々と音符に紐づけていく感じです。音符を覚えていくまでも段階を踏んでいて、おんぷをわかりやすく楽しく学べる教材です。うまく作られているなぁと感心しました。1~6までで一年はかかった気がします。

  • バーナム ピアノテクニックのミニブック、導入書
    テクニックの練習に使用。音符を覚え始めてからでしたが、リズムが楽しくて子どもが弾く楽しみを覚えるのにぴったり。ウチの子はこれにはまってサクサク進みました。

 最初は子どもも音がなるだけで楽しいのですが、積極的に練習しようという感じではありません。そこで、先生がやってきてね、と線を引いたところを親がやっていると、子どもも興味をもって膝の上に乗ってきてやる感じでした。

 年長の終わりの方で始まった、上記のバーナムピアノテクニックでうちの子は盛り上がりました。また、ピアノの発表会に初めて出て刺激も受けたことで、やる気が出たようです。バーナムは、人のイラストがかわいく、その動作イメージで練習曲が作られており、それなりに聞こえるので楽しかったのだと思います。私もやっていて楽しかったです。

続きで1〜4まであるようですが、手が小さいので難しいという判断でテクニック系は別の教材(ピアノスポーツ)に移りました。

 正直、これくらいのレベルであれば、教えるのは自分でもできるのではないかと思いました。(この最後あたりから真剣にやり始めました)しかし、子どもに教えるのはきちんとした先生でないと環境や雰囲気が違うこと、それに甘えもでるので続けるのは難しいと思います。下の子はまだ年中ですが、先生の教えを参考に元にちょっとづつ教えています。

小学生の頃

 一年生になると、先生と一対一でできるようになり、先生の家まで連れて行くだけになりました。ピアノを引いているところは見れなくなりましたが、迎えに行ったときに最後の方の音が漏れ聞こえるところで上達具合を把握できました。単純に、小学生の成長はすごいなと思います。

  • ピアノスポーツ1〜4(現在4の最初の方)

スポーツに例えたリズムで指の動作を徐々に難しいものにしてテクニックを磨いていきます。最初はバーナムと比べると最初はスポーツとリズムの関係が微妙な感じでしたが、慣れてくると徐々に楽しくなってきます。

  • ビーニー動物園(終了)

簡単そうな割にそれなりの演奏に聞こえる曲がたくさん。結構たくさんの曲があるので、おんぷのがっこうと比べると1冊を終えるのにかなりの時間がかかりました。何となくできている風に聞こえてしまう曲がたくさん。動物をイメージした楽しい曲がたくさんあります。発表会向けの曲が多いようです。

  • ラーニング・トゥ・プレイ ロック リズム ラグタイム1(最初の方)

ビーニーが結構長く続きましたがやっと終わったらこれで、今は初めの方。見た感じ何となく簡単そうなのですが、意外にリズムが難しく、子どものやる気も全然続かず、結構時間かかりそうです。

小学生に入ってからの教材は主にビーニー動物園とピアノスポーツでした。今現在ビーニーは終わっていますが、ビーニーは名曲?揃いだったと思います。全24曲もありましたが、途中までは大体難易度順で最後の方はそうでもなさげでしたが、それぞれにテーマがあり、いろんなジャンルの曲が引けるのがおすすめです。

ビーニー動物園の中で難易度が高そうで弾けたら満足度が高い曲

  • ビーニー動物園のミレニアム
  • なかよしパピー
  • ロッカドゥードル・コッカドゥードル!

おわりに

 子どもが初めてもうすぐ2年になりますが、それなりの成長を遂げていると思います。私が毎日練習しているのを聞いているのも、リズムやメロディを思えたり、イメージを膨らますための子どもの練習になっていると思います。(子どもより私の方が練習していると思います)

しかし、私の方がうまくなるのは嫌なようで、私が練習していると、「練習しないで!」と怒って止めにくることもあり、子どものペースに合わせて練習量を調整などもしましたが、概ねちょうどよいスピード感で私がついていっている感じです(笑)

 音符の読み方や記号、メロディや音階などの知識、総合力ではまだまだ私の方にアドバンテージがあります。しかし、子どもは練習しないわりに、それでも私と同じくらいのスピードで教材が進むので、子どもの成長力は本当にすごいと思います。

 これで大体、初級の終わり頃というのですから、ピアノは奥が深いですね。まだまだピアノを自由自在に弾けるというところには程遠いようです。1年ちょっとやってみてやはり思いましたが、一番難しいのは、続けるモチベーションですね。連弾を目標に頑張ってみます。

そのうち、父親の発表会なども、やってみたら面白いかもしれません。