これまでマイクラにはそれほど食いつかなかったのですが、ついにマイクラデビューしました!きっかけは、百貨店でDocomoと提携のマイクラ教室イベント。そこで体験して楽しかったようで、その後YouTubeでマイクラ動画を見るうちに「やりたい!」という気持ちが芽生えたようです。
マインクラフト教育エディション(Minecraft Education Edition)とは
マイクラには色んなエディションがあり、PC版のJavaエディション、様々なデバイスで遊べるBedrockエディションなどが有名ですが、実は教育版マインクラフトが存在します。教育版マインクラフト(教育エディション)とは学校など教育機関で使われるマイクラで、プログラミングの勉強などができるという教育機能を持ったものです。
公式の言葉を借りると以下です。
Minecraft Education は、人気ゲーム Minecraft の教育版です。これは、デジタルゲームベースの学習の力を利用して、想像力だけが制限となる没入型の環境で創造性、コラボレーション、問題解決を促進する学習ツールです。
Minecraft vs. Minecraft Education – Training | Microsoft Learn
とは言え、具体的に何がどうできるかはわからない、どのエディションを選べばいいのかもわからないのでとりあえず、教育と名のつくエディションにしてみようとやってみることにしました。
デモ機能
アカウントを持っていなくても無料で体験できるデモンストレーションがあります。最初はこれで様子見ました。(家などをつくることはできなかったため、やったのは1回だけでした。)
教育版マインクラフトのインストール
ソフトウェアをインストールします。利用可能なプラットフォームは、Windows、Chromebook、Android、Mac、iPhone/iPadなのでLinuxでやるにはハードルが高そうでした。そのため、Windows環境を用意しました(ちなみにN100搭載のProxmox仮想環境でも試しましたが動作が遅く不満があったためやめました。)。手順は以下の通り。
教育版マインクラフトの公式サイトにアクセスします。
「Minecraftをダウンロードする」をクリックし、「今すぐダウンロード」からダウンロードします。

ダウンロードしたファイルを実行してインストールを行います。
体験レッスンの受け方
教育版マインクラフトを起動すると、最初に「Sign in」の画面が出てくるため、×ボタンで閉じます。
次に出てきた画面の下の方に「アカウントをお持ちでない場合は、体験版レッスンをお試しください」とあるため、そこをクリック。

「利用規約に同意」にチェックを入れ、「遊ぶ」で始めます。

「レッスンを開始」をクリックすると、体験版レッスンの一覧が表示されます。

鍵のかかっているもの以外は体験できるので体験します。「Hour of Code(邸宅からの脱出)」を体験してみました。(画面では、バージョンが違うからかHome of Code The Showになっています。)

「世界を作成」をクリックすると、レッスンが始まります。ビジュアルプログラミングをしながら謎解きしていくようなデモレッスンです。ほぼ初めてマイクラする、操作も知らなかったらちょっと、とっつきにくいかもしれません。
※注意事項としては、体験版は保存ができません。ちなみに一つの体験をクリアしようとすると、大人でも結構時間がかかるので保存ができないとなるとやったことのない子供にクリアは厳しいと思われます。
ビジュアルプログラミングを駆使する体験であったため、もともと子どもが持っていた家をつくるというイメージとは異なっていたこと、また、百貨店での体験とも違ったため、思っていたのとは違うようでした。
アカウントの作成とライセンス購入
子ども達が思っていたイメージは、家をつくりたいということでした。そのためには、クリエイティブモードでワールドを作成する必要があるので、アカウントを作成することにしました。以下に作り方をまとめています。
ライセンス購入のための必要事項
作成するために必要なものを最初に記載しておきます。
- Microsoft管理センターアカウント(***@**.onmicrosoft.com)
- 子ども用ユーザーアカウント(***@**.onmicrosoft.com)・・・必要数
- 多要素認証用スマートフォン(Microsoft AuthenticatorやGoogle Authenticator等アプリも)
Microsoft365管理センターアカウントの作成
まずは、Microsost365管理センターアカウント(***@**.onmicrosoft.com)が必要なのでそれを作成します。
教育版マインクラフトの公式サイトにアクセスします。
「仕組み」から「購入方法」をクリックします。

直接購入の「今すぐ購入」をクリックします。

中段ほどにある以下の手順に沿って作業を進めます。
以下のリンクからアカウントの作成を行います。まず、メールアドレスを登録します。
1.Enter your email on the Minecraft Education commercial purchase page.
※ここのメールアドレスは何でもよさそうですが、新しく作るのであれば管理がややこしくなるので、次に作成するonmicrosoft.comドメインのアカウントと同じにした方が良いと思います。)

組織情報などを入力します(必須)。

Microsoft 365 管理センターのユーザー ID を作成します。

Microsoft 365 管理センターは、後でマイクラのライセンスの購入や割当てなどをするために使用します。ユーザIDとは、onmicrosoft.com ドメインのアカウント(aaa@bbb.onmicrosoft.comなど)です。名前は簡単なものにした方がいいと思います。普段はほとんど使わないですが、忘れてはいけない重要情報なのできちんとメモしておきます。
ライセンスの購入
続きましてライセンスを購入します。
ライセンスを購入します。
必要なライセンスを入力します。1ライセンスあたり年間1780円(税抜き)。

購入する Minecraft Education ライセンスの数を選択し、[お支払い方法の追加] を選択します。クレジットカードなどを登録し、アカウント作成ウィザードを続行して、購入を完了します。
※ここで強制的に終了するとアカウントの作成は完了ますが、アカウントが未完成なので中途半端なアカウントとなり、残り続けるため注意してください。


次へをクリックしてアカウントに多要素認証(Microsoft Authenticator、Google Authenticator等)を追加します。
ライセンスの割り当て
Microsost365管理センターで子ども用のユーザーを作成し、ライセンスを割当てます。以下のように行います。
- 子ども用のユーザを作成
- ユーザーにライセンスの割り当て
先ほど作成したMicrosoft 365 管理センターアカウントで管理センターへログインし、子ども用のユーザーを作成します。
Microsoft 管理センターにログインすると、画面の左側にナビゲーション メニューが表示されます。
[ユーザー] を選択し、ドロップダウン メニューで [アクティブなユーザー] を選択します。

[アクティブ ユーザー] 画面では、既存のユーザーを確認できます。これが新しいアカウントの場合、ここには管理アカウントのみが表示されます。ユーザーは一人ずつ作成してもよいですが、一気に複数ユーザーを作成できます。一人ずつ作成するのは大変なので、複数のユーザ作成をします。
[複数のユーザーの追加]をクリックします。



ライセンスが割当たっていない場合はライセンスが「Unlicensed]となっています

最終的にユーザ名に対して「Minecraft Education for Commercial」のライセンスが割当たっていればOKです。

これで、マインクラフト教育エディションを利用する準備が整いました。